自律神経失調症というのは、例えると風邪のようなものです。風邪をひいた、と言ってもその症状は色々で、熱があるのか、寒気がするのか、頭が痛いのか喉がいがいがするのか・・・。病院でも、風邪の症状に合わせて薬の処方をします。
喉が痛いのに、頭痛薬を出されてもしょうがないですよね。

それと同じように、あなたの自律神経失調症がどのような症状なのか、それに合わせて治療をしなければなかなか改善はしません。

もし、あなたの自律神経失調症が長く続いていたり、どこかで治療を受けてもなかなか改善がみられないのであれば、症状と治療法が合致していないからかも知れません。どのような症状で、どこに原因があって、何が必要なのかをしっかり見極めることが大切です。

そもそも自律神経が何なのかというと、簡単に言えば自分の意思で操作出来ない身体の働きです。例えば、心臓の拍動であったり、胃腸の消化、呼吸など、考えなくても勝手にやってくれているものですね。他にも内臓全般、脳も含めて、生命維持に関わる重要な働きを統括しています。

このような言い方をするとなんだかとても複雑な働きのように感じられますが、スイッチのON/OFFのようなものだと思ってもらって大丈夫です。あるいは車のアクセルとブレーキと例えても分かりやすいかもしれません。

自律神経は交感神経と副交感神経の２種類に分けられ、交感神経にスイッチが入ると体が活発に働くようになり、副交感神経だとリラックスし休むようになります。なので、アクセルとブレーキというわけです。

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかないために、様々な不調を招くことになります。交感神経のスイッチが入りっぱなしだと体はどんどんエネルギーを消費し疲れやすくなりますし、副交感神経ばかりが働いていると筋肉が活動しにくくなり常に倦怠感が付き纏います。もちろん、これだけではなく、内臓、血流、ホルモンバランスに支障が出てくるので、どこにどんな症状を出してもおかしくなないのです。
「風邪は万病のもと」と言いますが、自律神経失調症も同じく、様々な症状のもとになる疾患なのです。勘違いされやすいのが、自律神経失調症を「心の問題」と捉えることです。ホルモンバランスによって感情などは左右されるので間違いではないのですが、自律神経失調症は「体の問題」です。

自律神経を統括する組織が脳にあります。間脳と呼ばれる部位で、大脳と中脳の間にあり視覚などの感覚の中継地点でもあります。自律神経失調症となった時には、この間脳に何かしらのストレスが入ってエラーを起こしていると考えられます。そのストレスとして最も多いのが、頭蓋骨のゆがみです。

これもまた知られていないのですが、頭蓋骨は一枚岩ではなく、２３個もの骨が継ぎ合わさって形成されています。なので、骨同士の間は動き、ゆがむこともあります。頭蓋骨がゆがむと、包まれている脳が圧迫されストレスを受けます。間脳にストレスが集中すれば、自律神経に支障が出るというわけです。

百年整体葛西院では、頭蓋骨へ様々な方法でアプローチし、歪みを整えることで間脳へのストレスを消していきます。頭蓋骨を直接調整することはもちろん、支える頸椎、骨盤、下半身と併せてバランスを取ることで、自律神経失調症を改善することが出来ます。

あなたの自律神経失調症がどのような症状なのか、どういうことで悩んでいるかによって最適なアプローチを選択し、調整していきます。

自律神経失調症は医学的には判然としていない、まさに「風邪」のようなものですが、正しく体をケアしていけばしっかりと改善していきますので、諦めず、ぜひ一度ご相談ください。

自律神経失調症は「体の問題」ですが、ホルモンバランスが崩れていると精神的にも不調を感じやすくなります。そのため、不安な気持ちになることもあるかもしれませんが、しっかりやっていけば体も心も元気になります。
諦めず、出来る範囲から体を良くしていきましょう。